契約者貸付とは

長期平準定期保険には『契約者貸付』という制度があります。

これは途中解約した場合の解約返戻金の中からお金を借りられるという制度で、各保険会社に違いがありますが、最大で解約返戻金の80~90%まで借入することが可能です。

手続きは非常に簡単で、所定の用紙に記名・捺印し、保険会社に提出するだけで、約1週間程度で銀行口座に振り込まれます。

中小企業から見れば、解約返戻金の範囲であれば、いつでも、いくらでもすぐに借入ができます。こんな使い勝手の良い簿外資産は生命保険以外には無いでしょう。

中小企業が金融機関から借入を行う場合

中小企業が金融機関から借入を行う場合、書類審査や銀行員との面談が必要ですよね。

決算書や月次試算表、事業計画書、それに担保等が必要です。個人保証も必要でしょうし、銀行員との面談ヒアリング、銀行内での稟議手続き等、一口に借入を行うと言っても相当な手間と期間が必要です。

また、労力を費やして借入審査を進めたが借入ができなかった・・・などということもおこり得ます。

企業経営の中でやむを得ず資金繰りに窮する場合を想定しましょう。

売掛金の貸倒などが発生した場合でも、一般的には買掛金の支払いや従業員の給与、家賃などの固定費の支払いを止めるわけにはいきません。ビジネス上の信用を損なう恐れがあるからです。

そういった境遇に出くわした際に長期平準定期保険に加入されている経営者様は『契約者貸付』をご検討ください。

東日本大震災の時、この『契約者貸付』で難を逃れた企業様はたくさんありました。

『契約者貸付』のもうひとつのメリット

金融機関からの借入返済は通常、元金+金利で毎月返済をしなければいけません。また返済できなくなった場合、強制的に担保実行されるかもしれません。事業用の資産を担保実行された場合、企業存続も危ぶまれるかもしれません。

この『契約者貸付』の返済は、「ある時払いの催促なし」です。一度に全額返済しても良いですし、分割して返済しても構いません。最悪の場合、まったく返済せずに数年後に解約して精算するという手段もあります。

保険会社からの返済計画というものはなく、返済の仕方は自由ですので企業側の経営状況に即した返済が可能です。

『契約者貸付』のデメリット

『契約者貸付』にはデメリットもあります。

①借入返済に金利がかかります。各保険会社に違いはありますが、概ね年率3%前後です。過去に加入されている場合は加入時期により金利は変わります。

②加入後早い段階で『契約者貸付』を利用される場合、解約返戻金があまり積み上がっていないことが多く、思惑の金額の借入ができない場合があります。

例)40歳、男性 死亡保障:1億円 年払保険料:200万円の場合

経過年数 支払保険料累計 解約返戻金 契約者貸付(最大)
3年 600万円 480万円 430万円
5年 1,000万円 870万円 780万円
10年 2,000万円 1,900万円 1,700万円
15年 3,000万円 2,870万円 2,580万円
20年 4,000万円 3,850万円 3,460万円

長期平準定期保険の質権設定

今まで加入し続けている長期平準定期保険を利用して、会社の資金繰りに使う場合『契約者貸付』以外にも「銀行融資の担保」として差し出す方法もあります。この場合は銀行が保険会社に保険金の受取権および解約返戻金の受取権を正式に申し入れる手続きを行います。これを「質権設定」といいます。

長期平準定期保険の加入企業から見れば、長期平準定期保険もりっぱな資産であり、銀行も長期平準定期保険の資産価値を認めた場合に限り、担保として成立します。手続きは比較的面倒ではありますが、契約者貸し付けを受けるよりも解釈返戻金の上限までを担保としてみてもらえることが多いようです。

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